旅行用に作っているわけではないのですが、そう言っていただくのはとてもうれしいです。このページでは、CARAPACEのリュックを持った旅を、ちょっと普通の旅とは違ってしまうかもしれませんが、旅してみて、それを少しずつ載せていこうと思います。
今回、僕(大谷)と一緒に旅をしてくれるのは、友人のぱーちゃんです。時期は5月。
旅と言っても、京都府長岡京市に住んでいるぱーちゃんも京都府宇治市に住んでいる僕も、京都は慣れ親しんだ土地です。いまさら、わざわざ観光という気分でもありません。
さらに、ぱーちゃんと僕はあと二人加えて友人4人で京都市内に共同で部屋を借りていて、そういう意味でも、京都は旅行気分ではありません。その部屋は通称「東山の和室」と呼んでいるのですが、何もない6畳の和室で、でも一応、ぱーちゃんと僕の旅はここから始めます。
始めると言っても、あらかじめどこか行くところを決めていたわけでもないので、とりあえず昼寝です。
寝ててもなあ、ということで部屋を出ます。路地は道幅が狭くて、車が通らないのでとても歩きやすいです。
あてもなく歩きます。
ここは高瀬川沿いです。
やっぱりという感じですが、鴨川に来ました。二条のあたりから川上に北上していきます。このあたりまで来ると、四条大橋のあたりの整備された感じとはだいぶ違う鴨川です。
出町柳まで来ました。北から流れてくる賀茂川と高野川が合流して鴨川になる場所で、写真奥にその合流点の三角形の陸地が見えます。
ここで夕暮れまでただただのんびりしていると、この日は突然、「能」が始まったりして驚きました。
このあとは、近くのスーパーでお酒とつまみを買って、東山の和室でささやかな宴。
結局、こんなかんじで2泊3日。河原を歩き、ご飯を食べ、そしてひたすら二人で話をするという旅でした。
京都旅行というには、なんとも地味なのですが、これはこれで、とても楽しい時間なのでした。いつもと違う場所で、予定を定めない時間を過ごすこと。それが旅だとしたら、こういう旅もいいものです。