帆布のショルダーバッグとトートバッグを2021年4月末に販売を終了いたします。
どちらも2016年に販売を開始しました。
販売から4年ほどが経ち、自分で使用しているのも気持ちよく、長く使ってもらっている方の話を聞くと、想定していた通りによい商品であったと実感しています。
しかし、carapaceを始めてから帆布や革を使う日々過ごし、考えているうちに、次第にすべて手縫でヌメ革のみでの製品を作ることにより魅力を感じるようになっていきました。
これは個人的な好みの問題ではありますが、carapaceではじめから持っていた「長く使えるもの」「修理できるもの」という考え方を突き詰めて行った方向でもあります。
帆布も育っていく素材ではありますが、革に比べると少し素材の耐久性に関してスパンが短いように感じています。昨年、「一生使える」ということをテーマに製品を作り始めたときに、わたしにとっては革の方が可能性があり、自分が試行していけるおもしろい素材でした。
これからまだリュックやトート、小物類も作っていきたいものがありますが、どれをとっても「一生使える」ようなものをと考えています。
帆布のショルダーバッグも、トートバッグも、今更ながらとても使いやすくよいものだと感じていますが、これからはヌメ革での製造・開発に専念したいと思い帆布の製品の販売終了を決めました。
これまでショルダーバッグやトートバッグを購入してくださった方、
本当にありがとうございます。
修理の方はこれからも継続していきますので、
なにかありましたらお声がけください。
2021年4月末まではご注文を受け付けております。
ご購入してくださる方がいましたら幸いです。
よろしくお願いいたします。
2020年10月17日
大谷美緒